集患目的で歯科医院のホームページを作る際は、周辺医院との違いをアピールするために「どのような診療内容で集患したいのか」を重視して制作します。

今回は、小児矯正や成人矯正など、矯正歯科治療を中心に集患したい歯科医院様に向けて、
集患するための矯正治療サイト/ページを作る上でのポイントをご紹介します。

矯正歯科治療で集患したい場合のページ作りのポイント

自由診療である矯正歯科治療で集患したい場合のページでは、「医療ガイド広告ガイドライン」に配慮しなければなりません。

ガイドラインに沿ったページを作る際に、外せないポイントは以下の通りです。

  1. 自由診療であることを明記する
  2. 治療のメリット、デメリット(注意点)をわかりやすく記載する
  3. 費用を掲載する
  4. 日本矯正歯科学会など所属学会のガイドラインを守る

順番に解説します。

1.自由診療であることを明記する

矯正歯科治療は自由診療の項目であるため、医療広告ガイドラインに沿ったページを作る上で、健康保険が適用されない自由診療であることを明記しなければなりません。

医療広告ガイドラインは、自由診療の明記以外にも、さまざまな内容について制約があります。自分で調べてホームページを作ることも可能ではありますが、お忙しい方は専門家にホームページの監修を任せることをおすすめします。

医療広告ガイドラインに違反するとどうなるか
行政の調査や立ち入り検査が入ることになる
ホームページを作り直さなければならない診療を中止するケースもある

2.治療のメリットやデメリット(注意点)を記載する

矯正歯科治療を行うと、歯並びが整うメリットや、歯磨きがしやすくなるメリット、発音しやすくなるメリットなどさまざまなメリットがあります。

メリットは多くの方が積極的に掲載しようとする内容かと思いますが、デメリットについても明らかにしなければなりません。

都合がいいことばかりをアピールするのではなく、矯正歯科治療を行うことで起こる可能性があるデメリットがあれば明確に記載します。

例えば、一般の方は、矯正歯科治療を行った歯が後戻りするとは思っていないことがあります。矯正のほかに、保定期間が必要なことや、矯正期間中は定期的なメンテナンスが必須であることも伝えましょう。

3.費用を掲載する

矯正歯科治療にかかる費用は患者さんによって異なりますが、だいたいの費用がわかるように料金表を作りましょう。

例)

小児矯正(1期矯正)〇〇万円~(税込)
小児矯正(2期矯正)※1
ワイヤー矯正〇〇万円~(税込)
マウスピース型矯正〇〇万円~(税込)

※1:成人のワイヤー矯正やマウスピース矯正と同様の費用がかかります

※費用は目安です

※症状により費用が異なります

なお、料金は消費税込みの「総額表示」が義務付けられています。
参考:No.6902 「総額表示」の義務付け(国税庁)

4.日本矯正歯科学会など所属学会のガイドラインを守る

先生が所属なさっている学会によっては、ホームページなどの広告物への掲載内容などにガイドラインを設けています。特に、日本矯正歯科学会さまには、医療広告ガイドラインとは別に明確で細やかな規定があり、それを守らないと資格を取ることができない、または資格取り消しになるといった処置がなされるケースもあります。

こうしたガイドラインにしっかりと対処することが、患者さんへの適切な情報提供や医院様の信頼度アップにもつながります。

症例写真を掲載する場合には条件に注意

矯正歯科治療のページを作る際に有効なコンテンツとして「症例写真」が挙げられますが、症例写真や症例写真のように見える写真の掲載には、歯医療広告ガイドラインに定められた条件があります。

症例写真を掲載する場合、以下の内容で文章を記載してください。

  • 主訴
  • 症状・診断名
  • 初診時の年齢
  • 性別
  • 治療期間
  • 治療費
  • 想定されるリスク

矯正歯科治療のページを作る際に意識したいSEOキーワード

矯正歯科治療のホームページを作る際には、以下の検索キーワードを意識してページを作ってみてください。地域名を入れ、行っている矯正の内容を掘り下げることで検索に強くなります。

キーワードの例

  • 新宿駅 矯正歯科
  • 新宿区 小児矯正
  • 歌舞伎町 マウスピース矯正

医療広告ガイドラインの改正に注意

矯正歯科治療のホームページを作るポイントですが、今回は2024年6月の情報に基づきご紹介しています。医療広告ガイドラインは、適宜改正されますので「今はOKでも将来的にはNG」になる項目もありますのでご注意ください。

また、診療を行いながらホームページの管理を行うことが難しい場合は、歯科医院のホームページを重点的に制作しているホームページ制作会社への制作や、保守管理の委託がおすすめです。

矯正歯科治療をアピールするためのホームページ制作なら日本ビスカ

矯正歯科治療の診療科目のホームページは、他の自由診療よりも規制が厳しい傾向があります。「日本ビスカ」は、数々の歯科医院のホームページを制作しており、「歯の矯正を専門に治療する歯科医院」の案件も複数取り扱っているホームページ制作会社です。

保守管理のご依頼も可能であり、医療広告ガイドラインやご所属学会のガイドラインに則ったホームページの制作、更新の実績も豊富です。

これから新規開業される方も、矯正歯科治療のページに注力されたい方も、気軽にご相談ください。

ホームページ保守・運用

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