医院の開業準備は、想像以上に大変です。また、1つでも抜け落ちてしまうと、オープン時に大変な目に遭ってしまいます。この記事では、医院の開業の準備の流れについて分かりやすく解説しています。順番に従って準備を進めていけば、段取り良くスムーズに準備が行えるはずです。ぜひ、医院の開業の参考にしてみてください。
6ヵ月前に行うべき開業時の準備
まず、6ヵ月前に行うべき医院の開業の準備についてご紹介します。
物件決定
半年前には、物件を決めましょう。どこの場所で開業するかで、医院運営の方向性も大きく異なってきますが「立地」「人口」「競合」の3つの観点を重視して、物件を決めることが大切です。
また、「居抜き」「テナント」「購入」「リース」など契約方法によっても、メリット・デメリットがあります。この4つの違いを理解した上で物件を決定しましょう。
内装工事
物件が決定したら、専門業者に内装工事を依頼します。さまざまな内装業者が存在しますが、以下のような特徴を持った業者であれば、満足度の高い内装に仕上げてもらえるはずです。
【選ぶべき内装業者の特徴】
- 明朗会計で開業サポートをしてくれる
- 診療方針による内装デザインを提案してくれる
- 患者目線の内装設計をしてくれる
- 競合他社との差別化のアイデアを考えてくれる
- 物件探しからサポートしてくれる
- 定期的なメンテナンスをしてくれる
ロゴの制作
さまざまな制作物を作るうえで核となるのがロゴマークです。医院のロゴは、看板、診察券、ホームページなど多くの場所で使われます。そのロゴを見るだけで「あ、あの医院だ」と患者さんに印象付けられ、覚えてもらえるようになります。ロゴマークには医院の方向性を形にしたものなので、しっかりと考えて制作することが必要です。ビスカでもロゴの制作を行っておりますので、お気軽にご相談ください。
看板工事
歯科医院の開業に必要なものとして「看板」があります。看板は、街の住民の方に「ここに歯科医院がある」と認知してもらうためのものです。集患に欠かせない大切なツールのため、看板にもこだわりましょう。看板には「タワーサイン」「ファサード看板」「ウィンドウサイン」「プレート看板」があります。それぞれの特徴を理解した上で最適な看板を制作しましょう。
ホームページドメイン取得・準備ページ公開
ホームページからの集患は新規患者の獲得に欠かせません。ホームページを検索サイトで上位に表示させるためには、SEOの観点からもできるだけ早い時期に開設が望ましいですが、内装や機材が揃うのは開業直前で写真も撮影できないことも多々あります。そんな場合には、まずホームページ開設のためのドメイン取得を行い、準備ページを公開しておきましょう。準備ページには、開業日や住所、医師の経歴やメッセージなどを掲載します。併せて実際のホームページ制作をスタートさせましょう。ホームページは規模や仕様によって制作期間が異なりますが、あまり期間が短いと思い通りに仕上がらない、内覧会までに間に合わないというケースもありますので、6か月前には制作を開始することが望ましいでしょう。ビスカでは6か月以上前からのホームページ発注も承っておりますので、ご相談ください。
3ヵ月前に行うべき開業時の準備
次に、3ヵ月前に行うべき医院の開業時の準備についてご紹介します。
名刺の制作
名刺制作は、デザインまで依頼すると1ヵ月以上はかかります。関係各所への挨拶周りに必要になることもあるため、余裕を持って3ヵ月前には制作依頼をしましょう。名刺を制作する場合は、記載する項目を考えておきます。また、保有資格や経歴などをまとめておくと、スムーズに依頼できるため、事前に用意しておきましょう。
診察券の制作
診察券は患者さんの財布の中で携帯され、医院の顔となるものです。そのため、診察券のデザインにもこだわり、3ヵ月前から制作をしましょう。裏面には診察時間を記載しますが、表面はホームページなどとリンクしたデザインにすると覚えてもらいやすくなります。また、素材や厚みを変えるだけでも、質感が大きく変わります。ビスカでは繰り返し印字ができるリライトプリンター用の診察券を含め、豊富な種類を扱っております。
封筒制作
紹介状を書くことも多いため、封筒も欠かすことができません。大切な個人情報を扱うことが多いため、中身が透けて見えない素材を選ぶことも重要です。封筒にもロゴを入れ、医院のイメージカラーと統一させましょう。ビスカではホームページや名刺、診察券とのトータルブランディングも可能です。
予約システムの導入
近頃は、予約システムを導入する医院が増えてきました。患者満足度は待ち時間で大きく左右するといわれているため、予約システムの導入は必須となってきています。また、感染予防対策として、予約のコントロールのために活用している医院も少なくありません。
予約システムはホームページやレセコンとの連携も可能ですので、早めの準備が必要です。ビスカの予約システムは開業前にスタッフの方たちに操作方法をご説明したり、土日祝も21時までコールセンターが対応するなどフォロー体制が充実しています。まずはご相談ください。
1ヵ月前に行うべき開業時の準備
最後に1ヵ月前に行うべき開業時の準備についてご紹介します。1ヵ月前は、地域の医師会や関係者にあいさつ回りをしたり、内覧会を行ったりすることもあるでしょう。これから開業する医院がどんな医院なのか、ホームページで確認される機会も増えてくるはずです。余裕をもって情報を開示し、開業後にスムーズな集患ができる体制を整えておくことが大切です。
ホームページ開設
開業1ヵ月前から直前でも1週間にはホームページを開設することが重要です。開業前後は、近隣住民からの興味を持たれやすく、新規患者の獲得のチャンスです。住所や地図、診療時間や診療内容に間違いがないかをよく確認してから、ホームページを公開しましょう。
ホームページ運用
ホームページを開設しても、地域の住民に閲覧してもらわなければ意味がありません。そのため、ホームページ運用方法を考えていきます。ホームページ運用には、SEO対策・MEO対策・リスティング広告・SNS運用などがあります。
また、開業前からブログの運用はおすすめです。開業直後はバタバタしがちなため、開業前にブログ更新やSNS運用に慣れておくことをおすすめします。ビスカでは各種Webマーケティングサービスでホームページ運用をサポートしますので、ぜひご利用ください。
カルテファイルの導入
電子カルテが増えてきたとはいえ、災害時に電気が使えない場合など、アナログな紙カルテならではの便利さが見直されつつあります。とくに歯科や眼科、耳鼻科、動物病院など処置が多い科目では、図でサッと書き込みやすい紙カルテの需要は高いといえます。ビスカのファイリングシステムは他社製品と比較してファイルの材質が丈夫で番号のカラーシートの発色が良く、カルテ管理がスムーズにできると好評をいただいています。長年のノウハウを生かして、最適な管理方法をご提案いたします。
まとめ
今回は、医院の開業前に行うべき準備について解説しました。さまざまな準備があり、想像以上に大変です。また、1つ1つの準備にコツがあります。そのため、医院の開業支援実績を豊富に持つ専門業者にまとめて依頼することをおすすめします。
日本ビスカは、医院の開業時には、ロゴマーク制作にはじまり、ホームページ制作や印刷物、予約システム、カルテのファイリングシステムなどトータルでサポートしております。ぜひ、開業前の準備に悩まれている方は「日本ビスカ」にご相談ください。
ホームページ制作サービス
ホームページは、クリニックの資産として育てていくことができるものです。まずホームページを開設することは、インターネットから集患するうえで欠かすことはできません。
ビスカでは、公開までのスケジュールやニーズ、ご予算に合わせて柔軟に対応できるホームページ制作プランを3つご用意しております。